2019/10/31
ブログをご覧の皆さんこんにちは!!
今回は肘の痛みについてお話しさせていただきたいと思います。肘の痛みといっても何種類かあります。 ①肘内障 ②外側上顆炎(テニス肘) ③内側上顆炎(ゴルフ肘) ④野球肘 ⑤肘部管症候群 ⑥変形性肘関節症 ⑦尺骨神経麻痺
今回は、①肘内障と②外側上顆炎(テニス肘)について詳しくお話しさせていただきたいと思います。
①肘内障 2~5歳くらいまでのお子さんによく起こる独特の疾患です。肘の骨(橈骨頭)が輪状靭帯という靭帯から外側にずれる事で起こる亜脱臼です。親が子供の腕を引っ張ったら、抜けてしまったといわれることが多いです。肘内障と起こすと、腕を上げることが出来ず、触ろうとすると嫌がり、触るととても痛がります。
治療法は、基本的には病院や整骨院に行って頂ければ、すぐに元に戻ります。整復後に手を返せるかどうか、腕があげられるかどうか確認して下さい。それができるようであれば、特に問題ありません。大人になったときに後遺症などが出ないか心配される親御さんが多いですが、後遺症が出る事はほとんどないので安心して頂いて大丈夫です。
②外側上顆炎(テニス肘) 30~50代以降の女性に起こりやすく、パソコンのマウスをよく使う方、手作業の機械を使う方など手首を使う動作が多い方によく好発されます。 テニスのバックハンド動作で炎症を起こすことから、別名『テニス肘』と呼ばれていますが、実際はテニス以外が原因で起こる場合がほとんどです。タオルを絞る動作やドアノブを捻るような動作で肘の外側に痛みが強く現れます。 特に腫れなどはなく、見た目ではわからないため湿布などで対処される方が多いですが、炎症が起こっている状態なのでそのまま手を使い続けるとなかなか炎症は引かず痛みは長く続いてしまいます。それで炎症が進行してしまうと、安静時でも肘や肩が痛くなり、ひどい場合では、首まで痛みが出てしまうことがありますので、早期発見、早期治療が大切になってきます。
治療法は、マッサージや電気で緊張してしまっている筋肉をほぐしてあげることが効果的です。また、ご自身で出来る治療法としてはストレッチが効果的です。外側上顆炎は筋肉の使い過ぎで、筋肉が疲れて縮んでしまっている状態なので伸ばしてあげると良いです。ストレッチの内容としては、 ⑴手を下に向けた状態で痛みがある腕を真っ直ぐにあげます(肘が曲がらないように注意してください)。反対の手でストレッチする側の人差し指と中指を引っ張ります。この状態で30秒ほど持続的に伸ばしていきます。 ⑵手のひらを上にして肘を伸ばした状態で、反対の手でつかみ引っ張るようにしてください。30秒ほど持続的に伸ばしていきます。 ⑶腕を真っ直ぐ上げて、手首を内側に倒して、反対の手で手をつかみ引っ張ります。30秒ほど持続的に伸ばしていきます。
周りの腕の筋肉もストレッチしていき、腕全体を柔らかくするようにしてください。これを1日3回行うようにしてください。
あとは、サポーターをつけてあげる事で筋肉の負担が減るので痛みが減ってきます。
痛みが改善したら、今後同じような痛みを出さないために筋力強化が大切です。筋肉トレーニングのやり方は、 前腕(肘から下)全体を台などの上に置き、手首から先だけを台の外に出します。手を下にした状態で鉄アレイや水が入ったペットボトルなどの重量物を持ち、手首を反らします。その状態で5秒ほどキープします。これを連続で20回を1セットとして、1日に3セット行いましょう。 ※重量は20回連続で行える程度だと効果的です。 痛みを出さないために頑張って続けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。当院ではこのような症状以外にも対応していますので、何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。ご連絡お待ちしております。
南行徳ひびき整骨院