2021/01/18
みなさんこんにちは。
このところ気温の差が激しくなっておりますが体調はいかがですか?
先日の大寒波では北陸や北日本では記録的な大雪に見舞われ、交通への大きな影響や、お亡くなりになられた方もいらっしゃったようです。お見舞い申し上げます。
幸いにもここ関東首都圏は気候的には大きな被害もなく日々を過ごせていますが、コロナウィルスの影響を強く受けています。元に戻るにはまだ時間がかかりそうですが、体調管理に気をつけてこの難局を乗り越えましょう。
さて、本日のお題の「1月15日は何の日?」ですが、皆さんは何だと思いますか?私くらいの年代だと迷わず「成人の日」が思い浮かぶと思います。ただ今はハッピーマンデーで年によって変わりますので特に若い世代にはピンとこないでしょう。実は「1月15日」は関東の「雪の得意日」なのです。得意日とは一年間でその天候になる確率が一番高い日の事で、降雪の確立が一番高い日なのです(ちなみに「晴れの得意日」は10月10日で1963年の東京オリンピックの開会式はこれに合わせて行われたと言われています)。成人式の日に雪が降り「せっかくの晴れ着が・・・」といった報道が度々あったことを記憶しています。
では関東首都圏で雪が降るとどうなるか?真っ先に思い浮かぶのが鉄道や道路、空の便への影響で、交通事故の発生件数がとても多い日でもあるのです。よって1月15日は「雪の得意日」=「交通事故の得意日」となるのです。
皆さんは交通事故に遭ったらどのように対応するか準備はできていますか?今回はそんな時にどうしたらいいのかを中心にお話ししていこうと思います。
交通事故に遭った(大きなケガが無く意識があり、救急搬送されていない)場合は以下の通り行動しましょう。
➀警察に電話をします。 まず警察を呼ぶ理由は、「事故の証人」になってもらう為で、いつどこで誰と誰の間で事故が起きたのかを警察が公的な記録を残すことが目的です。これがないと事故証明が発行されませんし、最悪な場合は加害者が事故の事実さえも否定し保険金の支払いに影響を及ぼすこともあります。加害者側が「警察を呼ばずにお金で解決しよう」といった要求は絶対にのんではいけません。
②保険会社に電話をします。 事故の状況を説明します。車の損傷が大きく自走が困難な場合のレッカーやレンタカーの手配など状況によっては加入している保険のサービスが受けられる場合がありますので保険証券の確認をしておくのもいいでしょう。
③車の損傷状況を写真で残す。 警察に連絡してから到着、現場検証までには少し時間がかかります。警察官が到着するまでの間に写真を撮っておきましょう。過失割合で問題になった時などの証拠になることもあります。
④病院に行き医師の診断を受けます。 仕事の都合等もあると思いますが、極力早く医師の診断を受けましょう。警察が「事故の証人」なら医師は「事故によって負ったケガの証人」になります。警察の発行する「事故証明」と医師の発行する「診断書」が今回起きた事故の動かぬ証拠となり、加害者に逃げられることを防ぎます。
これ以降の事につきましては、当院での治療を行いながらその時々に応じて説明していきますが、以上の4点は最小限事故当日もしくは翌日までには済ませておくことが重要です。
明後日1月20日は暦の上では「大寒」にあたり、まだまだ寒い日が続きます。1月15日は雪の得意日ですが、まだまだ積雪の可能性は十分あります。雪による事故防止にはスタッドレスタイヤやチェーンの準備も必要ですが、一番効果的なのは「雪が降ったら乗らない」かもしれません。慣れない雪道の運転には十分お気をつけください。