反り腰は、腰の反りが強くなる状態を指し、その原因は骨盤の前傾にあります。骨盤の傾きによって、腰椎の前弯が強まったり弱まったりするため、骨盤の前傾が原因となります。この反り腰は、腰椎だけの問題ではなく、骨盤や下肢などの影響も受ける結果として現れます。
自分が反り腰かどうかをチェックする方法は、仰向けや立った状態で腰の隙間を確認することです。仰向けになり、ベッドと腰の隙間に手のひらを入れると、手のひら一枚分の隙間があるかどうかが反り腰の目安となります。また立った状態で、壁に頭、背中、お尻をつけた状態で、壁と腰の隙間に手を入れ、同様に隙間を確認することができます。
反り腰の原因
反り腰の原因は主に以下の3つです。
・筋肉のバランスの崩れ
・体重の増加
・ヒールの高い靴の使用
筋肉のバランスの崩れは、腰の反りを強くする筋肉が過剰に働くことや、お腹の筋肉が弱くなることで起こります。腹部と腰部の筋肉のバランスが崩れることで反り腰になります。また、変形性股関節症などの股関節が硬くなる症状も、股関節前面の筋肉が硬くなり、骨盤が前傾して反り腰になる原因となります。
さらに、肩が丸まり背中が曲がった姿勢も反り腰を引き起こす要因となります。 体重の増加、特に妊娠や急激な体重増加によるお腹の出っ張りも、反り腰の原因となります。
お腹が大きくなり、身体が前傾してしまうため、それを正すために腰を反らせる姿勢になり、反り腰になってしまいます。 また、女性のヒールの高い靴の使用も、反り腰の原因とされます。ヒールが高い靴は、つま先や足の前方に体重がかかりやすくなり、身体が前傾してしまうため、反り腰になってしまいます。
以上のように、反り腰の原因は骨盤の前傾や筋肉のバランスの崩れ、体重の増加、ヒールの高い靴の使用など、さまざまな要因が組み合わさって引き起こされます。