2021/03/16
ブログをご覧の皆さんこんにちは!
最近は徐々に暖かくなってきて、もう春がすぐそこまで来ているような感じでワクワクしますね!
暖かくなると運動もしたくなりますよね!なので今回は運動をした時に出やすい脚の症状を2つ書いていきたいと思います。
まずは、小・中学生に多いと言われている『オスグッド病』について書いていきたいと思います。 特徴は、小・中学生のスポーツをやっている子に多く、成長期の膝のスポーツ障害で多いとされている疾患です。 症状は膝の皿の下にある骨(脛骨)が腫れて痛みが出ます。 原因は、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)は膝蓋骨を通って膝を伸展(伸ばす)させる力になります。大腿四頭筋の付着部が脛骨にくっついているのですが、成長期は付着部が軟骨でできているので、膝を曲げ伸ばしすることで筋肉が繰り返し引っ張られてしまい、脛骨と筋肉の付着部が炎症を起こしてしまいます。何も治療をせず放置してしまうと最後には剥離して浮き上がってきてしまいます。その状態では骨折もしやすくなってしまいます。骨折してしまうと手術しか治療方法がないので、学生時代はスポーツを諦めなければならなくなってしまいます。なので、早期発見、早期治療が大切です。 オスグッド病になりやすいスポーツはジャンプやランニングで膝に負担をかけやすい、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどです。 オスグッド病にならないための予防法としては、大腿四頭筋のストレッチです。脛骨に付着している大腿四頭筋を緩めてあげることで、脛骨の負担を少なくしてあげることができます。スポーツをしたあとはしっかりストレッチをして身体のケアをしてあげましょう。
次は『シンスプリント』について書いていきたいと思います。 シンスプリントは正式には『脛骨過労性骨膜炎』と言います。 特徴は、スネの内側の真ん中から下1/3にかけて痛み、X脚や扁平足の方に多いと言われています。 症状は脛骨(スネ)の内側、真ん中より少し下(脛骨の中下1/3)の辺りが痛みます。腫れや熱感などはありませんが、指で押したりすると痛みます。 原因はジャンプをして着地をする時にはふくらはぎのヒラメ筋と言う筋肉が使われます。過回内足の方はジャンプして着地をした時にかかとの骨の軸が外側にズレてしまいます。このズレが大きければ大きいほど、痛みが出ている部分に関係しているヒラメ筋の筋肉の緊張が強くなります。その状態で走ったり、ジャンプをして着地をすることを繰り返していると、ヒラメ筋が付いている骨の骨膜が引っ張られてしまい、限界を超えると骨膜に炎症が起き痛み始めてしまいます。 治療法は、痛む場所ではなくヒラメ筋を治療してあげることが重要です。また運動量を制限するようにしましょう。急性期の場合には局所は安静にし、アイシングをするようにしましょう。 予防法としては、下腿の前面と後面のストレッチやマッサージ、運動後にケアをしっかりするようにしましょう。また走っている時のフォームや姿勢の矯正、足の衝撃を吸収できる靴にするのもオススメです。扁平足の方は、インソールなどを使って足のアライメントを整えるのもオススメです。
オスグッド病もシンスプリントも筋肉への負担が多いのが痛みの出る原因になってしまっていますね。スポーツなどをして体を動かすことはとても健康にいいですが、使った筋肉のケアをしないと痛みの出る原因になってしまいます。痛みが強いとスポーツも休まなければいけなくなってしまいます。そうならないために、運動した後はストレッチなどをしてお身体をケアをするようにしましょう。
行徳、浦安、妙典、葛西、新井、島尻、当代島などの地域からも多くの患者様にご来院頂いております。お身体のことで何かお困りの事がございましたら、お気軽にご相談ください。 コロナウィルス対策も行っております!当院では、『スタッフのマスクの着用』『ベッド、手指消毒の徹底』『院内の換気』『スタッフ、患者様全員の体温測定の実施』を行っております。※体温が37.3度を超える場合は施術をお断りする場合がございます。予めご了承ください。