2020/06/24
ブログをご覧の皆さんこんにちは!
最近暑い日が続き早くも夏のような天気になってきましたね!
こんなに天気がいいと自粛していたスポーツ活動も再開させたくなってくるのではないのでしょうか。 そこで今回はスポーツ活動で起こりうる肩と肘の怪我について書かせていただきたいと思います!
まずは肩の怪我からお話しさせていただきます! ○ 腱板損傷 肩関節の周りにはたくさんの筋が付着しているのですが、肩関節の安定にとくに関係している、小円筋・棘上筋・棘下筋・肩甲下筋という4つの筋肉がありこれらをまとめて「ローテーターカフ」といいます。これらの筋を損傷することを腱板損傷と言います。このケガはオーバーアームスポーツ、例えば野球・テニス・バレーボールなど腕を上げる競技で多く発生します。また日常生活の中ではつり革を持った状態で電車が急停止したときなど腕を上げて方に強い負荷がかかると発生することがあります。気を付けの姿勢を0°として肩を外転(横に挙げていく動き)をしたときに60°~120°で肩に痛みが出ると腱板損傷の可能性があります。
○リトルリーガーズショルダー リトルリーガーズショルダーは「上腕骨近位骨端線離開」ともいいます。これは特に10~15歳の野球少年の投手に好発します。骨端線離開とは、成長期の子供の骨に存在する骨の長さの成長に関わる部分です、この部分は成長する能力は高いですが外力に弱いところです。そのため小・中学生で肩に大きな負荷のかかるスポーツをしている人は注意が必要です。 予防策としては1日また1週間の投球数を制限しウォーミングアップとクールダウンをしっかりとおこなわせることが大切です。投球数制限の例として中学生は練習のなかで1日70球以内、週350球以内とし週に1日以上全力投球をしない日を設けるというガイドラインもあります。
続いて肘の怪我についてです。
○上腕骨外側上顆炎 タオルを絞る動きやドアノブをひねる時に肘の外側に痛みが生じることが多く、またテニスのバックハンドストロークの動作で炎症を起こすことからテニス肘とも呼ばれています。 このけがは名前の通り上腕骨の外側上顆という場所が炎症を起こすのですが、なぜ炎症が起こるのかといいますと外側上顆には指と手を反らすまた手のひらを下から上に向かせる筋肉が付着しています。これらの筋肉が外側上顆にストレスをかけすぎると炎症が起こってしまいます。テニス肘とは呼ばれていますがテニスをしていない人でも起こりパソコンのマウスを使う人や重たいフライパンを持つ人にもよく発生します。予防法としてはストレッチが有効です。ストレッチしたいほうの手のひらを上に向け肘を伸ばし逆の手で手首を反らすように伸ばしていきます。
○野球肘 野球肘という言葉は皆さん聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか。この野球肘には3つ、内側型、外側型、後方型という分類があります。内側型野球肘は投球動作で肘の内側側副靭帯に引っ張る方向のストレスが加わり肘の内側に痛みが生じます。野球肘の中ではこの内側型が一番多いです。続いて外側型野球肘は肘の外側への圧迫ストレスによって発生します。発生頻度は内側型に比べると少ないものの放置してそのまま運動を続けていると離断性骨軟骨炎という炎症を起こしてしまい重症になると関節ねずみが生じてしまいます。先程書かせていただいたテニス肘も肘の外側の痛みで鑑別が必要なものですので肘の外側の痛みで不安な方は一度当院にお越しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は肩と肘にポイントを置いて書かせていただきましたが、これ以外のお体の不調などありましたら当院にご相談ください。
南行徳ひびき整骨院