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南行徳ひびき整骨院BLOG意外に多い「なんちゃってヘルニア」

意外に多い「なんちゃってヘルニア」

2020/07/29
皆さんこんにちは。

梅雨がなかなか明けず、コロナも終息どころか増加中・・・。おかげで夏休みの予定もすべてキャンセル・・・。モヤモヤした気持ちで日々を過ごしていますが、皆さんはいかがですか?でもいつかは終わるはずなので、為すべきをなしてその時を待ちましょう!

 

当院も診療時間の短縮やベット数を減らすなどして診療を行ってきましたが、在宅勤務の影響で腰痛を訴えて来院される患者様が4~6月は大変多くいらっしゃいました。今まで全く腰痛はなかったという方から、元々あった腰痛を悪化させたなどいろいろなタイプがありましたが、中でも「足がしびれる」という訴えを多く耳にしました。「足がしびれる」=ヘルニアを連想される方が多いと思いますが、実はヘルニア以外にも足にしびれ(坐骨神経痛)を起こす疾患があり、比較的簡単に取り除くことができるもののあります。それはどういうものなのか、そもそもヘルニアとは何なのかというお話しです。

 

➀ヘルニアとは?

 人間の背骨は首が7個、背中に12個、腰に5個の計24個の椎骨でできています。椎骨の一つ一つは円柱形で重なってできていますが、円柱形のブロックがただ重なっているだけでは背骨は「くねくね」と動けません。椎骨と椎骨の間に「髄核」という、例えて言うならビー玉のような物質が一つずつ挟まっているため色々な動きが可能となります。これが強い衝撃や慢性的な圧力が加わることにより椎骨の間からはみ出すことを「ヘルニア」と言い、はみ出したところに神経があるとそれに触れて神経症状が出るようになります。

 

②どのように診断するの?

 確定診断はMRIで行われます。一般的な整形外科ではレントゲンを撮りますが、レントゲンには骨しか写りませんので、髄核が神経を圧迫しているかはわかりません。椎骨と椎骨の間が他と比べて狭くなっていて、坐骨神経痛があると「ヘルニア」と診断されることが多いようです。MRIを撮ってヘルニアと診断された場合はほぼ間違いありませんが、レントゲンのみで診断された場合は別の疾患の可能性もあります。

 

③坐骨神経痛を起こすヘルニア以外の疾患とは?

 代表的な疾患は脊柱管狭窄症がありますが、重度のものであればレントゲンでもわかります。しかし、坐骨神経痛を訴える方の多くが「整形外科で骨には異常がないと言われた」と言います。ということは骨以外で神経に影響を及ぼすものがあるのですがそれは何なのか?ズバリ「筋肉」なんです。

 

④坐骨神経に影響を及ぼす「梨状筋」

 梨状筋とは股関節を動かす筋肉で、臀部の深いところで坐骨神経に接するように存在します。よってこの梨状筋が硬くなると坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛が出ます。これを「梨状筋症候群」といい、坐骨神経痛の多くはこれが原因と言っても過言ではありません。

 

⑤梨状筋症候群の原因は?

 梨状筋が硬くなる原因は何か?大きく分けて2つあります。一つは使いすぎ(スポーツや長時間の歩行など)、もう一つは動かさずに固まってしまった(長時間の座位や立位の維持)ことが挙げられますが、ヘルニアのようにある特定の動作で症状が誘発されるのに対して、梨状筋症状群はスポーツや仕事の後など筋疲労の度合いによって症状が出るのが特徴です。

 

⑥治療は?

 当院では硬くなった梨状筋に対して中周波という深部に通電できる機材やマッサージ、ストレッチなどで硬くなった梨状筋を和らげます。比較的軽度のものであれば一回の治療で大幅な症状の軽減または消失が期待できます。

 

以上のように坐骨神経痛=ヘルニアではなく、筋肉が原因で起きる坐骨神経痛があるということがお分かりいただけたでしょうか?在宅勤務で慣れない状況での長時間のパソコン作業を行っている方が増えたことで坐骨神経痛を訴える患者様が増えたのだと思います。この状況はまだもう少し続きそうですが、体調がすぐれない場合は是非ご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。
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