2020/04/16
皆さんこんにちは!!
南行徳ひびき整骨院ブログをお読みいただきありがとうございます!
4月も中旬となりましたが、依然としてコロナウイルスが猛威をふるっていますね。。。
一刻も早く終息することを願うばかりです!
皆さん、手洗い・うがい・アルコール消毒を徹底して予防できることからしていきましょうね!!
さて、今回は【胸郭出口症候群】についてお話しさせていただきます。
〇 胸郭出口症候群 症状と原因 20代から30代のやせ型でなで肩の女性によく見られ、肩から腕や指先にかけて痛みが出る疾患です。痛みだけではなく、だるい、しびれる、手足が浮腫む、手が冷えるなどといった血液循環の障害を伴った症状が現れる事も特徴です。 肩こりと症状が似ていますが、肩こりの場合はこれらの症状が利き腕に強く現れますが、胸郭出口症候群の場合は、両腕に現れることがやや多い傾向にあります。 また、通常であれば首から肩、腕、手の方へ伸びている動脈や神経が、鎖骨の下を通り末端へと血液や神経伝達がおこなわれますが、なで肩の方は、動脈などの通るスペースが狭くなってしまうため、動脈や神経が圧迫されてしまいます。そのため、血液循環不良となり、肩周りの筋肉も異常収縮してしまい痛みやしびれといった症状が現れるのです。
このように、胸郭出口症候群かどうかを判断するには、いくつかのテスト法があります。これを行うことで、陽性か陰性かを見極める一つの手段にもなるので紹介したいと思います!!
➀ ライトテスト まず、患者さんを椅子に座らせた状態で、術者(治療する側)が患者さんの後ろに立ち、患者さんの両手首をつかんで肘が90°に上がるまで持ち上げます。 胸郭出口症候群の場合は、腕を持ち上げると、橈骨動脈の脈拍が非常に弱くなることが確認できます。
② アレンテスト ➀のライトテストのように患者さんの後ろの術者が立ち、患者さんの両手首を持ち上げ肘が90°の状態になるように姿勢をキープさせます。この状態から、首を左右に回し、深呼吸をしていただきます。胸郭出口症候群の場合は、橈骨動脈の脈拍が非常に弱くなることが確認できます。
③ アドソンテスト 腕のしびれや痛みのある側に顔を向けた状態でそのまま首を反らしアゴを上げた状態で、 深呼吸を行わせると鎖骨下動脈が圧迫され、胸郭出口症候群の場合は、橈骨動脈の脈拍が弱くなるか触れなくなることが確認できます。
上記のテスト法が胸郭出口症候群を見極めるポイントになりますので行ってみてください!! 胸郭出口症候群の治療法としては、 ①干渉波等の電気療法 胸郭出口症候群には神経がかかわっている場合が多いため、電気治療をおこない神経圧迫を起こしている筋肉を緩ませることが効果的です。
②鍼治療 胸郭出口症候群では、前斜角筋、中斜角筋、胸鎖乳突筋、大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋など胸郭出口を構成する筋肉の筋緊張が見られます。この筋肉の緊張を取り除くことによって、胸郭出口を通る神経の圧迫が改善されしびれを軽減させることに期待できます。
③医療レーザー治療 胸郭の狭くなている部位にレーザーを当て除去する方法があります。
④薬物療法 消炎鎮痛剤を注射して痛み緩和する方法です。
⑤手術 重症の場合には手術で、圧迫している第一肋骨の骨を削り痛みを取る方法が有効です。
胸郭出口症候群の治療法は以上になりますが、 日頃からの筋緊張を緩ませるように自宅でのストレッチを取り入れていくことで、症状の緩和、痛み軽減にも繋がってきます!!また、機能訓練を取り入れることにより首、肩周りの関節可動域改善にも繋がります!! 胸郭出口症候群の症状でお悩みの方以外にも、ほかの部位での痛みやしびれ、辛さなどいろんな悩みを抱えている方でも気兼ねなく、南行徳ひびき整骨院までお問い合わせいただければと思います!!
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